© 2016 by Demi Watson. Proudly created with HARU Interior Directions ,Inc.

 

  • HARUKO’sテーブル

インテリアセミナー満員御礼で無事終了!


今回は特集号!2月22日、ミモザ・ガーデン自由が丘にてHARUKO’sインテリアセミナーを開催いたしました。イギリスのアンティークフェアの報告やロンドンの「今」の生のインテリアのご紹介。そしてそれをどう日本で取り入れるか?・・・ワークショップで体験していただきました。その内容をほんの一部ですが抜粋して振り返ります。

YOKO

お疲れ様でした!イベントが無事終了して正直ホッとしました。準備は大変でしたが、私自身も多くを学べた貴重な経験でした。

HARU

ホント、お疲れ様でした。最初は、どうやって参加者を募ればいいのかと思いましたが、20名さま満員で嬉しかったね。定員オーバーでお断りしなければならなかった方々にはまた次回、優先的にご案内させていただきましょうね。

YOKO

人前に立つのも不慣れで緊張しましたね…。

HARU

うん、もう何度もやってきたけどやっぱり緊張します。でも皆さんがヨーコの解説は聞きやすかったと言ってくれましたよ。

第1部 イギリスのインテリアのご紹介とアンティークフェア・メゾンエオブジェのご報告をヨーコより。

HARU

「今」のイギリスを知ってもらう前に少しピンポイントで代表的な歴史的建築物やインテリアをご紹介したんだよね。日本では何時代…という話もからめて、身近に感じていただけたようです。

                       (Source: https://en.wikipedia.org/wiki/Red_House,_London)

(Sourcehttps://www.architecture.com/Explore/ArchitecturalStyles/ArtsAndCrafts.aspx)

YOKO

これはウィリアムモリスの代表作のひとつの、レッドハウスのインテリアです。ロンドン東部、電車で1時間程度で行ける場所にあり、旅行中でも行けるおすすめの場所です。

ウィリアムモリスは日本でもアーツアンドクラフト運動で有名ですよね。19世紀中頃のビィクトリアン時代のデザイナーで、詩人でも社会主義者でもありました。日本で言う江戸末期から明治初期ですね。当時のイギリスでは産業革命の弊害で、大量生産による安価で粗悪な商品が溢れていましたが、彼はその状況を批判して、中世の手仕事に戻り、生活と芸術を統一することをアーツアンドクラフト運動として提唱しました。

HARU

ウィリアムモリスは日本でも人気なのに、まだ行ったことがないの。絶対行かなくっちゃね。

(Source: https://www.firmdalehotels.com/hotels/london/ham-yard-hotel/guest-areas/)

YOKO

もうひとつ、上の写真はロンドンの中で私がとても面白いと思うホテルです。

ピカデリーサーカス近くにある、ハムヤードホテルというホテルで、Kit Kempというオーナー兼デザイナーによるデザインで、何ともユニークで面白いインテリアなんです。

場所も行きやすいところですし、この場所は入ってすぐ右手のゲストエリアで、宿泊者でなくても覗ける場所です。中に素敵なティールームがあるので、そちらでのアフタヌーンティーもおすすめです。ここはスタッフの方もすごくフレンドリーでインテリアに興味がある、というといろいろ案内してくれました。

HARU

セミナーの中ではこの他にもいろいろなインテリアを見せてもらったけれど、実際にヨーコが訪ねた場所についての感想やエピソードが聞けたので、リアリティがあって面白かったと思います。

YOKO

せっかくなので、実際に感じたことをできるだけ伝えようと思いました。やっぱり見るのと実際に行くのでは、いろいろ違いますしね。

HARU

そう!それが重要。ヨーコがどう捉えたか?という視点が面白いんだよね。私はヨーコがこれまで日本・カナダ・イギリスで暮らして、色々なインテリアを体験していることに価値があると思っているの。知識よりも経てきた体験に基づく視点ね。絶対、ずっと日本にいる私なんかとは違うもの。

YOKO

ありがとうございます。それはそれでいろいろ大変だったことも多いんですが、そうおっしゃってもらえると嬉しいです!

そうそう、この年3回、ロンドン南西部のバタシーパークで開かれる、デコラティブ アンティーク&テキスタイルフェアはディスプレイがきれいでおすすめです。行きやすい場所にあるので、時期が合えば旅行中でも訪ねられます。私が1月に行った時のご報告をします。

HARU

アンティークと言っても、このあたりは少しミッドセンチュリーに近づいている感じなんだね。色使いの感覚がやっぱり違うね。それにどれも個性的!壁の装飾なんかが特に。ブログにも載せきれないけど、写真の枚数を多く見せるというよりは1枚1枚を丁寧にみてもらえたと思います。

YOKO

ブースごとにデザイナーのこだわりをお伝えしたかったんです。そしてメゾンエオブジェの報告に移っていったわけですが、こちらは前回のブログ「メゾンエオブジェ行ってきました!」をご覧ください。

HARU

やっぱり皆さんにもメゾンエオブジェのテーマ「サイレンス」のところは難しかったかな?

でも、その観点で見ると写真の見方も変わるから、必要だったよね。そして自分がサイレンスをテーマにしたインテリアをオーダーされたらどうデザインするか?そんなことも考えてみるとテーマが自分の中により深く入り込んでくる気がします。

YOKO

と、いろいろなインテリアを生活者の視点からご紹介しましたが、やはり一番私が伝えたいのは、「みんな違って、みんないい」ということです!もちろんセオリーというのは大切ですが、人気だから、流行だから、ということではなく、自分がいいと感じるものを大切にして、思い入れのあるインテリアづくりを楽しんでもらえると嬉しいですね。

HARU

日本人には「個性を表現する勇気」みたいな心を呼び覚ましてほしい気がするし、プロとしてやはり潜在的なお客様の個性を引き出してあげなくてはと思います。

そしてヨーコの第1部がだいぶオシたので第2部は私がマキを入れて!(笑)

第2部 1部で見た色々なイギリスのインテリアをどのように日本の住宅に取り入れるか?MIXして「自分らしい」インテリアを作り出すためのヒントをハルの経験より。

YOKO

やっぱり日本とイギリスでは、家のつくりや生活習慣も違うので、そのまま取り入れることは厳しいと思います。ただ色や柄の使い方、エッセンスのようなものはとても参考になると思いますね。

HARU

そうね!闇雲にMIXするわけにもいかないのでちょっとした考え方のヒントをご紹介しますね。これはどこかで習ったことではなく、自分がやってきたことを自分で紐解いて気づいたことです。

①まずは軸を決めること! 例えば時間軸=新しいと古いという1本の軸で考える。

例としては北欧の新しい感覚の組み合わせ方。実際に使用したパワポをお見せしますね。

                           (Source:FREDERICIAのカタログより)

このソファー(写真上、中央)は新進気鋭のデザイナーがデザインしてから間もないもの。左のスパニッシュチェアは北欧の巨匠モーエンセンが1950年代にデザインしたマスターピース。どちらも北欧ブランドFREDERICIAの家具ですが、時間という1本の縦軸で捉えるとここには約60年という幅が存在しているの(下パワポ)。こんな風に新しい物どおし(あるいは古いものどおし)ではない組み合わせが今「新鮮」みたい。確かにそういうふうに見れば上の写真も物語を紡いでいるような感じすらしてきます。

②次に2軸での組み合わせ。今回はインテリア関連ではない方も多くいらっしゃるので日常的な食器で再現しますね。先日の骨董を使ったテーブルコーディネートセミナーより引用します。(前回のブログも参照ください)

時間軸に加えて洋の東西という軸をクロスします。この振れ幅が大きいほどインパクトが強くなると思います。

起点は1枚の「好き」なオールドノリタケのケーキプレート、梅柄(写真上)。それを核に下のようなテーブルコーディネートを完成させました。

このアイテムを2軸にざっくりと置いてみると下のようになります。

新と古いだけでなく、洋の東西の軸がクロスしてMIXされています。バラバラになりがちなものをまとめるのが黒と金銀の色です。そしてアイテムどおしをつなぐ役割のものが2軸の交わる中央付近のものです。

③2軸のクロスをインテリアに応用してみましょう。2軸は先ほどと同じです。例:ミッドセンチュリーの家具を楽しんでいた方が歳を重ね和の伝統や東洋的なものに魅力を感じるようになった。そんな方のご新居作り。さてどんなインテリアにしましょうか? 

HARU

家具はもうすでにあるので建築や小物で東洋的な要素を掛け合わせると・・・・

下の写真のようになりました。

                                    (写真3枚:撮影CHIHARU TSUJI 住友林業の家甲府展示場)

HARU

実はこれは私がもうだいぶ前に担当させていただいたモデルハウスの建て替えの例です。ミッドセンチュリーでまとめていた展示場を建て替え、新しい展示場は「和風」にして欲しいという依頼がありました。普通なら家具も和風にするところですがあえてMIXしました。そうすることで斬新な空間ができたのだと思います。

YOKO

理論的に見ると、わかりやすいですね!

HARU

理論と言えるほどのものではないのですが・・・・。私が直感的にやっていることをわかりやすくご説明しようとするとこういうことかなー・・・と。自分でも整理できました。皆様に一つの小さなヒントになればと思いまして。

もちろん、軸はなんでもいいのです。例えば「素材」に置き換えたりしても面白いですね。

第3部 ワークショップ

1部と2部で私たちがお伝えしたかったことは「好き」を核にしてほしい。多様なインテリア、もっと自由なインテリアの組み合わせを楽しみましょう!ということでした。それを実感できるワークショップを組み立てました。

YOKO

ここの手順は詳しくはお話するとながーくなりすぎるので割愛しますが、ご経験の有無に関わらず、みなさん楽しそうでしたね!

HARU

多分、コーディネーター経験が長い方の方が面食らったかもしれないですね。

普通は建物の間取りが決まる→仕様が決まる→インテリアのレイアウトが決まる→アイテムが決まる→色柄の確定

といった手順ですが、全く逆のワークショップ

好きな色柄を直感で選ぶ→そこからコンセプトを導き出す→コンセプトをより明確にするインテリアアイテムを加える→好きなインテリアのムードボードが仕上がる→(それから建物を考える)

YOKO

「好き」を核に、コンセプトから考えて、それを発展させてデザインを作っていくことで、軸の通ったインテリアになると思います。迷った時も原点に戻って考えられますしね。

HARU

そう!「好き」をMIXしてもブレることなく個性が光る私らしいインテリア!皆さんの作品、それぞれ素敵でした!

「インテリアから始まる家づくり」を日々提唱しているのですが、皆様にもそれがご理解いただけたら幸いです。

YOKO

そしてやっとティータイム!イギリスから生地サンプルとともに紅茶とクッキーを持ってきました。

HARU

うん、ローズの紅茶に緊張してた気持ちが癒されました。ミモザガーデン自由が丘の三田村さんのお手製アップルパイやレモンケーキも美味しかったね〜。

YOKO

時間も忘れておしゃべりしてしまいましたね。中庭の風も心地よかったです。

HARU

その情報交換もとても意味があることだと思います。いつもの同じ会社の人と話すのとは違うインテリアのお話やイギリスのお話、フラワーアーティストの方のお話、伝統工芸的なものを今に伝えている方のお話、世界を飛び回っている方のお話・・・。参加者どおしの新たなご縁も結ばれて。

HARU

でも色々反省点もあります。ごめんなさいね。次回の糧にするからね。

YOKO

私は初めての経験で色々学べました。ご協力くださった方々に感謝ですね。

HARU・YOKO

さて、次回はどんなイベントにしましょうか? 早速また、ミーティングしましょうね。皆様お楽しみに!

※下記に参加者のメールなどを少し抜粋してご紹介させていただきます。ご参加くださいました皆さま、ミモザガーデンさま、サンプル協力くださったトミタさま、心より感謝申し上げます。

コーディネーターの方:素敵な時間をありがとうございました。いつもの居眠りをしなかったのは、お二人の"これが伝えたい"というメッセージが心に入ってきたからだと思います。あんな風に又、新しい方向性を教えて下さい。ワークショップも楽しいので、時間を長くするか、分けても良いかな。今後が楽しみです。

コーディネーターの方:お二人のお話、ポイントを突いていてすごくよかったですよー!

一般の方:1部のイギリスの昔から今のインテリアへのお話も楽しかったです。2部のインテリアの組み立て方もわかりやすくて面白かったです。イギリスに行く楽しみができました!

インテリア業界に携わる方:閑静な住宅街で隠れ家のような素敵な空間でのセミナーは インテリア好きにはたまらないひと時でした。 お二人のトークは自然体でとても聞きやすく イギリスの最新情報を紹介いただき、 エクレクテックなインテリアを作るポイントまで惜しみなく 教えていただいて充実したセミナー内容でした。 ワークショップも全てお膳立てされていて インテリア選びに集中することができ楽しい時間を過ごせました。

インテリア業界に携わる方:ワークショップも、すっかり堪能させていただいてしまいました。講義部分では、マトリックスを使った部分が特に興味深かったです。感覚で感じ取るのが苦手な人もいますので、あのように体系立てた解説があると、分かりやすいに違いないという発見がありました。

一般の方:ワークショップのボードは、帰って家で子供と一緒に完成させます!

他、たくさんのご意見をいただきました。とても嬉しく次回への励みになります。本当にありがとうございました。

#セミナー #インテリアセミナー #アンティーク #メゾンエオブジェ報告会 #イギリス #モリス #ワークショップ #骨董 #インテリア