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オランダの壁紙工場を訪ねて!


オランダの壁紙ブランド BNの工場を視察。インテリアコーディネーターのブログ

今日からジャパンテックス2018も始まりますね。せっかくなので、その予習も兼ねて、壁紙のお話です!オランダの壁紙のブランドBNの工場を、視察させていただきました。インテリア関連の記事を書いてらっしゃるライターの網村眞弓さんの取材に同行させていただきました。こんな貴重な機会、またとないですよね。壁紙の工場は初めてです。驚くことがたくさんありました。

壁紙で想定された本がオブジェになっている、オランダの壁紙ブランドBNのエントランス。インテリアコーディネーターのブログ。

オランダの郊外にBN社の工場、デザインのアトリエはありました。エントランスを入るとクロスで装丁された本がオブジェとして天井から下がっていました。本の装丁も事業の一つだそうです。

オランダの壁紙BN社にて。インテリアコーディネーターのブログ。

お席を用意して、日本からの私たちを歓待してくれました。まずは、新作の壁紙や、特徴をレクチャーしていただきました。

マルセルワンダーのデザインした壁紙。オランダの工場にて。インテリアコーディネーターのブログ。

オランダのデザイナーといえば真っ先に、マルセルワンダーを思い出しますよね。その壁紙も、手がけているそうです(写真上)。カーテンで人気のフィスバの壁紙も、こちらで製造されていたんですね。カーテンと合わせてコーディネートしたら素敵でしょうね。(写真下)

オランダということで、ゴッホの絵画からモチーフをとったシリーズもありました。ブルーが綺麗なアーモンドの花の壁紙などです。ゴッホ好きにはたまりませんね!

フィスバの壁紙。オランダのBN社にて。インテリアコーディネーターのブログ。

BNには上で紹介した物の他にも様々なブックがあって、バラエティーに富んでいます。これらは、日本ではテシードさんが扱ってくれています。ジャパンテックスにもブース出されるようです。同じくオランダの人気ブランドEijffinger(アイフィンガー)の新国内在庫見本帳「FUSION」などを展示されるようです。アイフィンガーについても、またブログにてご紹介しますね!

それらの壁紙を見る中で感じたことがあります。ヨーロッパでは不織布の壁紙が多いのですが、どうして日本では少ないのでしょうか?私は不織布の壁紙好きなんですが、普通のビニールクロスより、お値段が少しアップしてしまうのが悩むところですね。

レクチャーが終わると、足のサイズを聞かれました。工場に入るのに安全靴に履き替えないといけないとのことで、レンタルしてくれました。

オランダの壁紙のデザイン工房を訪ねて。インテリアコーディネーターのブログ。

まずは、デザインのアトリエを 案内いただきました。ここは、写真撮影が厳しく制限されました。

ちょっと廊下は撮影してもいいですか?「ダメダメ!」みたいな会話をしながら、進みました。

デザイナーさんが中で作業しているところも入らせていただき、お話も聞くことができました。

オランダの壁紙工場を視察。デザインのアトリエにも伺いました。インテリアコーディネーターのブログ。

一番最初の写真も、アトリエの近くにある試作品を作る場所です。インクの色を調合するところのようです。なんか、こういう場所ってワクワクしますよね!

写真上の短いローラーは、紙に凹凸をつけるエンボス加工のロール。試作用だから短いそうです。

アトリエから一旦外に出て工場へ向かいます。

オランダの壁紙工場の見学。マルセルワンダーやフィスバの壁紙も作られています。インテリアコーディネーターのブログ。

この工場は歴史も古く、工場もどんどん時代とともに、増築していかれたそうです。工場のレンガにそれぞれの時代を感じます。

下の写真のレンガ、窓の下だけは、傾いてますよ! 施工、大変だったんじゃないのかなぁなんて思ったりしながら眺めてました。

オランダの壁紙工場のタイルが面白い。インテリアコーディネーターのブログ。

そして、広〜い敷地を歩いて工場に入ると、整然とした工場内が広がっています。まず、人が少ない!と思いました。次に、無臭!驚くほど匂いがしないんです。音も静かな工場でした。

壁紙工場。オランダの工場を視察しました。インテリアコーディネーターのブログ。

インクの調合もオートマチックで、白いロールにエンボスがつけられて、そして色が印刷されて、乾かされて、また色が重ねられて・・・裁断されて、ラッピングされるまで、長〜い工場内を静かに流れていくのです。

壁紙の塗料はほぼ無臭でした。工場視察したインテリアコーディネーターのブログ。

こういうのを見ると、ロットで色が変わるのも納得できますよね。もちろん、そういう差が出ないように、人間の肉眼でのチェックも欠かせないそうですが・・・。

オートマチックで仕上がるヨーロッパの壁紙。工場見学したインテリアコーディネーターのブログ。

こうやって、壁紙は完成するのですね・・・。おそらく、デザインと工場が直結しているからこそ生み出せるデザインがこのブランドの強みとなっているのでしょうね。こういう技術を駆使したら、このデザインが活きる・・・といった感じで。デザイナーが工場に求めるものが高いから必然的に技術が向上して、デザイナーはまた新たなデザインを規制なく考えることができるのだろうと思いました。素晴らしいですね。

それと、このオランダの旅では、リンテックヨーロッパB.V.の高佐さんに、とてもお世話になりました。オランダに13年、駐在されているので、色々生の情報を教えていただきました。今回のジャパンテックスにも、大きなブースを出されている会社なので、ぜひ皆さまも、のぞいて見てくださいね。

まだまだ、オランダは続きます。お楽しみに!

☆壁紙やカーテンをもっと楽しんでみませんか?色が心にもたらすものって、意外と大きいように思います。だって毎日毎日見て暮らすのですから・・・。壁紙の張り替えのご相談もお気軽に!

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ツジ チハル

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