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お着物とソファーのリフォーム物語!


お正月の三が日は、お着物で過ごしてみました。

元旦に撮影した上の写真、左は私。母が若い頃来ていた色無地を染めかえて仕立て直してもらったものです。染めかえてからすでに30年近く経っているような気がします。右は妹。お知り合いの方が、もう着ないのでと譲ってくださった着物に、祖母の年代物の帯を合わせてみました。どの着物に、どの帯?帯揚げ?などと組み合わせを考えるのは、インテリアと同じ・・・それは楽しいひと時です。

年末には、祖母や祖父の残した古い着物を虫干ししました。上は祖父の羽織。内側には琵琶や竜が描かれています。下は、夏の絽の羽織。こんな柔らかな絽は、なかなかないような気がします。祖父が最後に着たのはいつのことでしょう・・・。

子供の頃には、近くに製糸工場もあり、いつも湯気が出たり機械の音がしていました。桑畑もいっぱいあって、お蚕さんを買っている農家の家もありました。祖父の羽織も国内で織られた絹かもしれないですね。

上の写真は、さらに古い物。私はもう覚えていない、曽祖母の着物を母が若い頃、染めかえたものらしいです。いかにも昔風。昔の人は小柄だったので、大柄な私に合うようにするには生地が足りません。こうやって着るわけでもない着物を色々引っ張り出して、眺めて楽しんでいます。

1月2日は私が結婚するときに母が作ってくれた麻の葉模様の紬。連日これに割烹着を着ておもてなしご飯の支度をしたのですが、平成生まれの甥っ子たちには物珍しかったかもしれません。

1月3日。写真下のお着物は、私の小学校の入学式のために、父が母に買ったものです。家族みんなで、選びに行ったのですが、父が気に入ってこの着物と帯に決めました。その頃、母は30歳くらい。子供の私は、なんだか地味だなーと、思っていました。そんな母の年をだいぶ追い越した私が着てみました。綾子(りんず)の、光沢のある、てろりとした生地です。子供の頃のイメージとは違って、意外と華やかです。

「お父さん、これ覚えてる?」と聞くと、「覚えてるヨォ」とのことでした。(似合うじゃん・・・くらい、言ってくれてもいいのにね、笑)

母も、来週の新年会には、この着物を着ていく気分になったようです。

このお着物で、主人と映画を観に行きました。ボヘミアンラプソディー。

着物でロックってどう?とは思いましたが・・・感動しました!大晦日もバタバタしていて紅白も後半のユーミンから見たのですが、今回の紅白は個人的にはよかったなぁ。音楽って、聞いていた時代へとワープさせてくれますよね。曲とともに色々な思い出が蘇ってきて、しみじみとした年越しができたように思います。

着物も、染め直して仕立て直しのリフォームをしたら、相応の費用がかかります。新しいのを買ったほうがいいような気がします。でも、これを祖母も着たんだなぁという時を経たストーリーが重なっていて、なかなか手放せない気持ちになるのです。

昨年末に、ソファーを買い換えようか、張り替えようか悩んだお客様がいらっしゃいました。25年愛用した3人掛けと2人掛けの革張りのソファー。見せていただいたときに(ちょっと厳しいかなぁ)と内心思いました。座面は深く沈み込み、それに引っ張られた革がひび割れていました。張り替えの手間代も生地代も結構かかります。せっかく内装もカーテンも新しくしたのでソファーも買い換えたら気分も一新されることと思いました。でも、座り心地は気に入ってるとおっしゃいます。確かに、しっかり手の込んだ作りのソファーでした。直せばまた20年使えます。自立した息子さんたちが帰省したときにも、安堵感を得ることができるかもしれません。

最終的に、お客様もソファーをリフォームすることを決心されました。今は遠い異国から布地が届くのを待って、仕上がる日を楽しみにしているところです。

お着物も、音楽もソファーも、まつわる記憶がその価値を高めていくのですね、目にはさやかに見えねども・・・。そして、最初に買うときには「質の良いもの」を選んでおくことが大切ですね。

生前、樹木希林さんが「物にも冥利がある」と言ってました。靴下片方でも最後まで使い切ってあげたいと。人生も生ききってこそと。日本は2位に圧倒的な差をつけて、ゴミをいっぱい出す国ナンバー1だそうです。そんな国民でしたっけ?・・・そんなはずないんだけどなぁと、お着物を見て思います。

​インテリアも古いものをうまくリフォームして新しいものと組み合わせれば、オリジナリティに溢れた新鮮な空間が創造できることと思います。コーディネーターの腕の見せ所ですね!

☆思い出を大切にしたリフォームを一緒に考えて見ませんか?住まいは家族のライフスタイルとともに変化しつつも歴史を刻んでいく大切な物です。華美でなくとも、「良質なもの」をオススメしたいと思っています。ぜひ、ご相談くださいませ。

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ツジ チハル

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