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黄金とエロスの巨匠、クリムト展と映画クリムト。


上野の東京都美術館で、過去最大級と言われるクリムト展が開催されています。私は、後輩と10日ほど前に、クリムト展に足を運びました。最も有名な「接吻」は、出展されていませんでしたが、原寸大に復元された壁画、「ベートーヴェン・フリーズ」(部分)や、「ユディトⅠ」など見応えのある作品のほか、同時代の画家たちの作品まで見ることができます。

そして今夜、映画「クリムト」を鑑賞して、その深さに溺れています。

水曜日のお昼頃。クリムト展は、混んでいるとはいえ、見たい作品をじっくり鑑賞できるほどの混み方でした。以前、テレビのクリムトを取り上げた美術番組を見た時には、エロスや官能的な部分をクローズアップした、編集をしていたような印象があります。クリムトは、黄金とエロスの巨匠と称されているので、その部分を紐解かないわけにはいきませんものね。

私の中でも、その印象が強く残って入るのですが、今回は、クリムトの家族への愛情や、自然への眼差しなども、浮かび上がっていました。とはいえ、絵のほとんどが女性を描いたものです。彼の描く甘美な女性をファムファタルと呼ぶそうです。魔性の女・・・という意味のようです。私の友人、まだ30代の男性が、クリムト展に癒されに行ってくる・・・というので、クリムトの描くファムファタル達に、骨抜きにされないように気をつけてね!と忠告しておきました。本当に、ユディト(写真上と下)などを、見つめすぎたら、危険だと思います!笑

そして、どうして、ユディトは、こんなに左目と右目の表情が違うのですか?この怪しさが妖艶さをより漂わせているのでしょうか・・・・こんな表情、100年生きてもできません!

今回はそういう魔性の女という意味以外に、「クリムトにとっての運命の女性」といった意味もファムファタルに持たせているようです。

彼と関係のあった色々な女性たちが紹介されています。何しろ、多くの女性たちとの間に、子供が14人もいるわけですから・・・。

そんな生涯の中でも、死ぬ間際に、呼んでくれ!と言った女性は一人。その女性とは、ひととき、男女の関係もあったようですが、長い年月に渡り深い精神的な結びつきがあったことも解説されていました。その女性こそが、クリムトの運命の人だったのでしょうか。

私より先に鑑賞したコーディネーターの友人達が、音声ガイドは絶対につけたほうがいいと教えてくれました。なぜなら、クリムトは、ベートーヴェンや、マーラーの音楽とも深く結びついていて、イヤホンから流れる音楽と合わせて鑑賞することで、より感情が大きく揺さぶられることを体験できるからです。ウィーン分離派の総合芸術として、これは、ぜひ味わっていただきたい!

そして、クリムトの「黄金」は、彼が彫金の修行をした時代があったこともありますが、日本の絵画から大きな影響を受けて入ることも解説されています。だから私たち日本人は、これほどクリムトに惹かれるのでしょうか?

そして、今夜は、シネスイッチ銀座で一人、映画「クリムト」を鑑賞しました。金曜日はレディースデイで、950円。やはり、女性の割合が多かったです。クリムト・シーレ没後100年、ドキュメンタリー映画と書かれたリーフレットを、美術館で手にした時から気になっていたのです(写真上と下2枚)。サブタイトルは、エゴンシーレと、ウィーン黄金時代。

私は、中学生か高校1年生の頃、地元の美術館でエゴンシーレ展をみて衝撃を受けました。初めてそこで、画集というものを自分のお小遣いで買った記憶があります。今も家にあります。

いいとか、好きとかではなく、何かが心に刺さったような・・・衝撃だったんです。それがなぜだったのか、今夜映画を見て、少しだけわかったような気がします。

映画は、クリムトも登場しますが、どちらかというと、シーレにフォーカスされているように思えます。シーレは、クリムトの弟子という位置付けで語られることが多いのかもしれません。でも、クリムトとは、異なる深いメッセージが込められて入ることが映画からわかります。そのメッセージを描くために伴った痛みが、命を縮めたのでしょうか・・・実際には、当時流行っていた病で28歳でなくなったということらしいのですが。

クリムトの絵からは、本能的に生きる喜びや、愛し合う歓喜のようなものが、苦しみや迷いと共に感じられるのですが、シーレの絵に歓喜は漂いません。彼が、もっと長く生きていたら、到達したのでしょうか?

このドキュメンタリー映画、私には少し難しくて、1回では半分くらいしか理解できませんでした。

でも、彼らの生きた時代背景や、彼らの周りにいた人々のことを知ることができます。彼らが、私たち女性を、解放する扉をこじ開けてくれたことを知ることもできます。クリムト展を見た方は是非!

まだ見てないという方は、先に映画を見るという手もあります。クリムト展は7月10日まで。

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ツジ チハル

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